«2007年07月 メイン 2007年09月 »

2007年08月21日

~沖縄に見るインドの姿~

毎日暑い日が続いていますが、夏バテはしていませんか?
疲れた時は、風通しの良いところで、少し深呼吸をやってみてください。
4秒で吸って8秒で吐くをゆっくりと2~3分行うだけでも少しスッキリできること間違いありません。

先日、お盆に合わせて、先祖の供養に沖縄に行ってきました。
夏にしては珍しく、集中豪雨が数日続き、東京より気温が低く沖縄のあの夏の感じは味わえず残念でしたが、
今回、沖縄を訪れる中で、ヨガに関連するものや、インドとの関係を感じさせるものに出会ったことを、
少し話して行きたいと思います。
DSC00782.jpg


沖縄に行って、まず誰もが気づくことは、
どの家にも入り口の門柱や、屋根の上にある、家の守護神とも言える獅子の像でしょう。
沖縄ではシーサーと言いますが、インドの言葉ではシンハと言います。


恐らく、インドのシンハが直接か中国経由で間接的か、沖縄に伝わり、シーサーとなったのかも知れません。
よく見かける神社の狛犬も本来は獅子かも知れませんが、狛犬は左側が口を開け、右側が口を閉じています。
これは、左側が陰、右側が陽をあらわしていることに由来しています。
陰の力の概念はリラックスや拡散、冷やす・・・であり、陽の力は緊張、集中、温める・・・という概念です。
ヨーガでは、陰は月(タ)であり、陽は太陽(ハ)であり、合わせてハタとなります。

ハタは陰陽で、この陰陽の調和によって、力が生じます。
このハタは大宇宙にも、また小宇宙とも言える人間の中にも一貫に働く法則であります。

人間の中のハタを調和させると大きな力が沸き、健康になると教えているのがハタヨガであります。

どの家も、この一対の陰陽の獅子が、邪気をはらい平和な家庭であることを願って雨の日も風の日も家を守っています。

また、路地裏では、石敢当という字のかかれた石や板が置かれ、風水に基づいて、その場の気を整えているのです。

沖縄には地理的なことからか、中国の仏教的なものや、インド的なものが多く見られます。
それらが、島の特有の精神文化に結合して、独特なものを形作っています。

インドのヴェーダの儀式で、アグニホトラという、日本の真言密教に出てくる、護摩焚きの原型のような火の儀式があり、
沖縄の家の中には火の神があり、火の神がまた、家々を守ってくれているわけであります。

ある人が言っていました、沖縄の粟国島のアグニとはインドのアグニホトラのアグニ(火)の由来からきているのではないかと・・・
何か沖縄には、とてつもなくインド的なものが、そのまま埋もれているような気がしてなりません。

今後も沖縄の文化の中に、見られるインド的なものヨガ的なものを探して行こうと思います。
DSC00811.jpg

グローバル・マラまで32日

2007年08月08日

中国(北京)での第1回インターナショナルヨーガコンベンションに招待されて

chaina1.jpg
先週、北京で開催されました第1回ヨーガコンベンション(第1回FITNESS CHINA2007に併設)に招待されて、3日間指導してきました。
 FITNESS CHINA 2007は、中国政府が主催しているため、かなりの規模でのコンベンションでした。世界中から様々な分野の講師が40名程度、招待されていました。ヨーガは初回として、初々しく、しかし、活気のある中でスタートしました。
 会場は、北京市内のかなり広い国際展示場でした。このコンベンションを通して中国でのヨーガの実体の一部に触れることができたことは大変貴重な経験でありました。


chaina2.jpg
 今回、私共を招待してくれた北京でヨーガを普及している、ZEN PLACEの代表ラムリン氏に、中国のヨーガブームについて尋ねてみましたら、次のような答えが返ってきました。
「中国のヨーガブームのきっかけは、数年前に広がりかけたSARSの発症にありますね。みんな病気に対する抵抗力を高めるしかないということでヨーガを始めたのですよ。」
SARSがヨーガブームのきっかけとは少し意外でしたが、反面とても納得できました。
また、ヨーガコンベンションにて、受講生の一人の男性(若いヨーガインストラクター)が私に次のような質問をしてきました。
「中国はこれからどのようなヨーガを目指していけばよいのでしょうか。何か参考になることを言っていただけますか。」
私は次のように彼に話しました。
「中国には、5000年の歴史と文化があり、タオイズム(道教)というインドのヨーガや、日本の神道に匹敵する、自己実現の一大実践体系が背景にありますね。生活に根付いているタオイズムとインドのヨーガとの融合を試みながらヨーガに取り組んでみてはいかがでしょうか。」
私は、その国の国土や文化に調和してヨーガを展開していくのがよいように思います。もちろん、インドに伝わる伝統的なヨーガの真髄、本質そして実践方法をしっかりと踏まえての話ですが。
インドのヨーガには世界のどこにでも通用する普遍性と、インドの風土ならではの個別性との両面があるように思います。その点を考えてみれば、世界にはインドのヨーガ、日本のヨーガ、中国のヨーガ・・・があってもよいと思います。
個別性とは、その国に適したものであり、またその国の足りないものを補うという意味があるように思います。


chaina3.jpg
今回、ヨーガコンベンションの会場において、またチャイニーズベジタリアンのレストランで食事を共にしつつ、若き中国のヨーガの仲間達と、親しく交流でき
たことは、何ものにも代えられない素晴らしいことでした。
すさまじい経済発展をとげる中国という大国の中で、ヨーガの活動を担っている若者達の中に物質文化では決して満たされない、スピリチュアルなものや、精神的文化というものを強く求めている人がいることを大変嬉しく思います。
これから、中国、インド、米国そして我が国はじめ多くの国のヨーガの仲間達と手を取り合って、世界に平和と幸福の人の輪を創っていくことを願ってやみません。

グローバル・マラまで45日