« 年末年始のお知らせ メイン ハタ&クンダリニー開催のお知らせ »

打楽器のリズムと生きるリズム

突然、ロスから世界的に著名な打楽器演奏家のグレッグ・エリスからメールが来ました。来日の予定があり、急遽、日本フィットネスヨーガ協会の目黒本部スタジオで打楽器のライブを行いたいという内容でした。

過去4年間、私はグレッグのライブに、何回かロスで参加したことがあります。毎回強烈なライブだったことをありありと覚えています。

さて、グレッグを成田まで迎えに行き、車中で、打楽器のライブをヨガスタジオで行うというライブヨーガの企画についていろいろと意見をかわしました。

greg1029.jpg

グレッグは、「13歳からヘッドフォンを聴きながらアーティストの真似をして、独学で打楽器の技術を習得した」と言っていましたが、今では、世界を股にかけ、世界各国の民族打楽器70種類を自由自在に使いこなす世界でも指折りの打楽器演奏家として活躍しています。

グレッグ曰く、「打楽器のリズムは人間の血潮にある」と言います。「自分の血潮、大地や水の響き等が、打楽器という原始的な楽器を通じて、リズムになって出てくるんだ」と言います。当ヨガスタジオでの90分のパフォーマンスは実に素晴らしく、打楽器のリズムに身を任せるまま、あっという間に、終わりました。あっという間でしたが、参加者一同、大変エネルギーに満たされていました。
私は、「天と地の気」がグレッグというフィルターを通して、リズムとなって湧き出てくるように感じました。

グレッグは、『最初の20分は自分の感情が音となって出てくる。いろんな気持ちやいろんな人の顔、風景がでてくるんだ。20分以降はすべての感情と意識がなくなり、日本にいることすら忘れていたね。両手があることさえ忘れて、打ちつづけていたんだ。そういえば時間の流れさえ忘れていたかもしれない。』と話してくれました。
この打楽器のリズムの中に、自分を消滅させている90分は、グレッグにとって一日に相当し、同時に一生にわたる人生そのものだと言っていました。すべての感情が生まれて、やがて無くなって、またそれをくりかえしていくという循環のような感覚、言い換えれば、すべての意識が生まれては消えていくという無へのプロセスとも言える心の移り変わりを演奏中に感じていたようです。

きっと打楽器のリズムとは生まれては消え、生まれ変わっては消えていく、一瞬一瞬のリズムであり、それはまた生きている躍動そのものを表しているのかもしれません。
人生のひとつひとつの出来事を一つの音とすれば、うれしい、悲しい、楽しいという一瞬一瞬、一コマ一コマが、人生のリズムやメロディをつくっているのかもしれませんね。
<打楽器のリズムは生きるリズム>なのだと思いました。

日本フィットネスヨーガ協会のヨガイベント詳細はコチラをクリックしてください。

グレッグの時にははげしく、また時にはやさしく、時にはスピーディーで、時にはゆったりとした緩急自在でかつ、躍動して止まらないリズムはまさに、生命の躍動そのものであり、人生そのものだと感じました。
また彼のリズムからは雄大でかつ躍動する大地のエネルギーをイメージしました。インド、アフリカの楽器を使っていたからかもしれません。またそのため野生の動物の力強さのようなものすら感じました。

血潮から生まれたリズムは血潮を騒がせ、そして徐々に、穏やかにエネルギーを発散させ、その後訪れる「無の境地」は「禅」に繋がる感覚と言えるかもしれません。グレッグは江戸時代の禅僧・良寛に限りなく親しみを感じ信奉者になっているほどのためか、日本文化に大変興味を持っています。後日、この話で盛り上がりました。

来年は、計画的に、グレッグに来日してもらい、皆様とともに、自分を忘れるほどのリズムの中に没入していきたいと思っています。今度は、是非皆様もご参加ください。


日本フィットネスヨーガ協会のヨガイベント詳細はコチラをクリックしてください。